上郡町のキャッチフレーズ
「歴史と未来の出会う町」
上郡の貴重な宝を知ってもらいたい。守り、伝えていきたい。
今回は、歴史に熱い思いと願いを込めて
大鳥圭介講座「大鳥圭介の人生をたどる!」
第2回11月7日(土)「世界に羽ばたく圭介の海外出張」
![]() 圭介が特赦された経緯を説明する猪尾塾長 明治5年1月6日特赦出獄。明治5年2月12日 外債募集の為英米へ&英米産業視察へ |
![]() 個人蔵 解読 上郡町 郷土資料館 |
万物均遷化 蠢霊掃一元 推窮人類素 来自似人猿 讀達因萬物進化論 如楓老髯 書き下ろし文 萬物遷化(まんぶつせんげ)を均(ひと)しふすれば蠢(うごめ)く霊が一元を掃(はら)ふ 推窮(すいきゅう)するは人類の祖 来自人は猿に似たり 達因(ダーウィン)萬物進化論を讀む 意訳 万物は等しく移り変わり、 蠢(うごめ)く霊はその始まりを掃き取ろうとする。 人類の祖先を押し窮めれば、自ら人は猿に似ていると分かるものだ。 補注 圭介の孫・大鳥蘭三郎が 『中外医事新報』に掲載した「祖父圭介の遺稿に就て」によれば、圭介がチャールズ・ダーウィンの記した『種の起源』(あるいはその関連書籍を読んだのは、明治5(1872)年ごろと推察される。圭介は『種の起源』の解説を書いていたが、出版には至らなかった。しかし、日本で最初に「進化論}を知り得た人物は、おそらく大鳥圭介ではないかと考えられる。 |
![]() 講座が終わった後も質疑応答 | ||
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圭介のダーウィンの漢詩よりダーウィンの「進化論」に日本で最初に興味を抱いたのは圭介ではないか?島田学芸員推察補足 |