臥竜梅は上郡の生家ではなくて大鳥圭介の別荘にあった!

 明治34年に国府津海岸に別荘を設けて、専らそこで過ごした。この町は松林のつづく海岸が海水浴場であり、気候温暖、富士山を仰ぎ見る風光明媚な住宅地域である。 大鳥翁は此処で花鳥風月を賞で、晴耕雨読し、朝夕詩を賦し和歌を作り悠々自適の晩年を過ごしたのである。この別荘には徳川慶喜公も度々滞在した由である。
 大鳥翁は、かねがね梅を愛玩し梅木を数多く庭に植えた。殊に李鴻章から贈られた臥竜梅は珍種である。 臥竜梅は根が太く幹は3メートル程地を這って起立し、見事な枝ぶりと変わった花が咲く。

 確認はしたが、残念ながら焚き火の不始末から燃え移り梅は半焼してしまったとのことである。
 上郡民報 第226号 大鳥圭介 終焉の地を訪ねて 
 西山昌夫 より抜粋
 1年前、西山先生に頂いた上郡民報の切り抜きを読み直していて偶然に知る事が出来た。臥竜梅の写真も載っており有難く拝ませてもらった。地図まである。よく見ると私も10年ほど前に新幹線で小田原で降り、大磯にある元吉田茂首相別荘の一つに宿泊した。前方は海、松林の海岸、今まで味わった事のない高尚ないい気分になったものです。