国書刊行会発行『大鳥圭介の英・米産業視察日記』 著者 福本龍 写真と文抜粋
 吉田清成は早速3月16日からカリフォルニア銀行などと外債の交渉に入った。
 サンフランシスコでの交渉の過程は、大蔵少輔吉田と大蔵少丞大鳥の連名での書簡として留守番政府の三条、西郷、大隈、板垣、大久保、井上に送った。
 4月8日、ワシントンに到着した吉田、大鳥を待ち受けていたのは、全権大使岩倉具視、副使の参議木戸孝允と外務省輔山口尚芳、それに米国駐箚少弁務使森有礼であった。
 この時、岩倉使節団副使の大蔵卿大久保利通と同じく副使の工部大輔伊藤博文は、条約改正交渉でアメリカ政府より全権委任状の不備を指摘されたため、その再交付のために日本に戻っていた。
 明治5年(1872)5月13日、吉田清成と大鳥圭介の一行はイギリス・ロンドンに到着した。            つづく   
                               
 

 私は外債とか難しいことはさっぱりわからない。ただここに登場する人物が歴史に残る著名人ばかりで愛着を感じつつ読んだ。
 木戸孝允といえば大鳥圭介を死刑にと主張した人だなあ〜・・・
 圭介さん、牢から出て4ヶ月目には、ワシントン、イギリスで仕事に就いているとは、本当に先のことは、わからないものですね。
大鳥圭介明治6年